2020年02月28日

2020年 第8週(2月17日~2月23日)

~インフルエンザ~ 咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 減少するも注意報超え続く」

 第8週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,869例であり、前週比11.8%増であった。
定点あたり報 告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、水痘の順で、 定点あたり報告数はそれぞれ5.05、2.73、0.40、0.35、0.33である。
 感染性胃腸炎は前週比13%増の995例で、泉州7.55、南河内6.69、中河内6.15、大阪市西部6.11、北河内5.26 であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は12%増の538例で、堺市4.53、北河内3.52、泉州3.45である。
 RSウイルス感染症は9%減の78例で、南河内1.19、泉州0.90、大阪市西部0.78であった。
 咽頭結膜熱は1%減の68例で、中河内0.65、三島0.53、泉州0.50である。
 水痘は55%増の65例で、中河内0.60、大阪市北部0.57、豊能0.55であった。
 インフルエンザは6%減の3,249例で、定点あたり報告数は10.98である。
中河内15.47、北河内15.12、大阪市北部 13.95、大阪市西部13.43、堺市12.21、南河内10.75、豊能10.41であった。


~百日咳~ 生後3か月からの予防接種が重要

【全数把握感染症】

「百日咳」
 百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)による急 性の気道感染症である。
潜伏期は通常5~10日で、かぜ様 症状で始まり(カタル期)、百日咳特有の咳が出始める(痙 咳期)。
新生児や乳児早期では、肺炎、脳症を合併すること がある。
マクロライド系抗菌薬が有効であるが、近年、薬剤耐 性菌も報告されている。
百日咳の予防には、ワクチン接種が有 効であり、乳幼児期に計4回接種されている。
2018年1月1 日に小児科定点把握感染症から全数把握感染症に変更され、成人の報告数の把握が進んでいる。

感染症疫学センターはこちらへ
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百日咳とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年2月27日更新)