2021年09月17日
2021年 第36週(9月6日~9月12日)
~新しい生活様式の実践~
手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「手足口病 増加」
第36週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は956例であり、前週比3.1%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、手足口病の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.59、0.69、0.35、0.35、0.31である。
感染性胃腸炎は前週比3%増の512例で、南河内5.00、中河内4.05、大阪市南部3.67、堺市2.58、北河内2.54であった。
RSウイルス感染症は21%減の137例で、大阪市北部2.64、南河内1.44、北河内0.92である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は13%増の70例で、北河内0.81、中河内0.60、大阪市南部0.56であった。
手足口病は44%増の62例で、大阪市北部1.43、北河内0.58、大阪市西部0.30である。
~腸管出血性大腸菌感染症~
食肉・食材の十分な加熱処理、調理器具の十分な洗浄や手洗いの励行などにより、食中毒や感染拡大の予防を徹底することが重要です。
【全数把握感染症】
「腸管出血性大腸菌感染症」
腸管出血性大腸菌感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する大腸菌で、代表的なものはO(オー)157、O26、O111がある。
汚染飲食物を介する経口感染がほとんどで、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こす場合がある。
3-5日の潜伏期をおいて、激しい腹痛を伴う頻回の水様便の後に、血便となる(出血性大腸炎)。
発熱は軽度で、多くは37℃台である。
有症者の6-7%では、発症数日後から2週間以内に、重症の溶血性尿毒症症候群を発症する。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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腸管出血性大腸菌感染症とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年9月16日更新)