2021年07月23日
2021年 第28週(7月12日~7月18日)
~新しい生活様式の実践~ 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 再増加」
第28週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,681例であり、前週比13.7%増であった。
定点あたり報告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、突発性発しんの順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ3.95、2.92、0.48、0.45、0.34である。
RSウイルス感染症は前週比32%増の779例で、南河内11.00、北河内5.62、大阪市西部4.00、中河内3.75、泉州3.21であった。
感染性胃腸炎は1%減の575例で、北河内4.27、中河内4.05、南河内3.69である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は9%増の95例で、大阪市南部0.83、北河内0.77、南河内0.75であった。
咽頭結膜熱は33%増の88例で、泉州0.95、南河内0.88、大阪市西部0.80である。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を
(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第28週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は1,898名であり、報告数は第25週以降増加傾向にある。
4月23日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、大阪府では4月25日から6月20日まで新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、その後はまん延防止等重点措置が実施されている。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(多くは 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年7月22日更新)