2022年10月14日

2022年 第40週10月3日~10月9日)

~感染症予防の基本~
咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 増加」
 第40週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,154例であり、前週比3.4%減であった。
定点あたり報告数の第1位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.05、1.92、0.70、0.47、0.43である。
 手足口病は前週比1%減の401例で、三島3.53、南河内3.44、堺市2.58、大阪市南部2.56、北河内2.40であった。
 感染性胃腸炎は7%増の376例で、南河内2.94、大阪市南部2.83、中河内2.70である。
 RSウイルス感染症は15%減の137例で、南河内2.75、堺市1.26、泉州1.00であった。
 ヘルパンギーナは13%減の93例で、大阪市南部1.11、三島0.71、豊能0.52である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は18%増の84例で、泉州1.05、大阪市南部0.89、中河内0.75であった。

 インフルエンザは増減なしの3例で、定点あたり報告数は0.01である。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第40週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は15,077名であり、前週より23%減少した。新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年10月13日更新)