2021年 第45週(11月8日~11月14日)
~感染性胃腸炎~
手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎増加」
第45週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,910例であり、前週比2.6%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.90、3.60、0.99、0.42、0.32である。
感染性胃腸炎は19%増の768例で、大阪市南部6.56、南河内5.56、大阪市西部5.50、中河内4.35、北河内4.23であった。
手足口病は前週比16%減の710例で、南河内5.81、中河内5.50、大阪市南部4.89であり、南河内、中河内の2ブロックで警報レベル基準値5を超えている。
ヘルパンギーナは18%減の196例で、大阪市北部1.57、中河内1.50、泉州1.45であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4%減の82例で、中河内1.15、南河内0.75、泉州0.60である。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第45週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は207名であり、前週より8.4%減少した。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は9月30日に解除された。
現在、大阪モデルは警戒信号(緑)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(多くは 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年11月18日更新)