2021年02月26日

2021年 第7週(2月15日~2月21日)

~新しい生活様式の実践~ 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、3密の回避が重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 さらに増加」

 第7週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 991例であり、前週比 1.1%増であった。
前年同週比では40.7%減(2020年 第7週 1,672例)であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.20、0.66、0.55、0.32、0.13であった。
 感染性胃腸炎は前週比 2.1%増の 628例で、南河内5.06、中河内5.05、大阪市南部4.41、泉州3.90、豊能3.09
である。
 RSウイルス感染症は前週比 24%増の 130例で、大阪市北部4.79、大阪市東部1.20、中河内0.90である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比 7%減の 108例で、中河内1.10、泉州0.95、大阪市南部0.82であった。
 咽頭結膜熱は前週比 13%減の 26例で、大阪市北部0.29、中河内・大阪市西部0.20であった。

 インフルエンザは6例で、定点あたり報告数は0.02であり、昨年同週(2020年 第7週 3,486例)に比して著減した状態が続いている。


~梅毒~ 大阪府における2020年の梅毒報告数は、2018年、2019年を下回っている
【全数把握感染症】
「梅毒」

 国内の梅毒の報告数は、2010年より増加傾向にあったが、大阪府における2020年の報告数は、3年ぶりに、1,000例を下回った。
 梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
梅毒とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら


【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年2月25日更新)