2022年11月18日

2022年 第45週(11月7日~11月13日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ増加続く」
 第45週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は前週比8例減の1,001例であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 2.32、1.09、0.47、0.41、0.28である。
 感染性胃腸炎は前週比 8%増の455例で、南河内3.88、大阪市南部3.28、中河内3.20、堺市2.58、大阪市北部2.43であった。
 手足口病は 12%減の214例で、北河内1.84、南河内1.81、堺市1.63である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 12%減の93例で、中河内1.20、泉州0.74、南河内0.69であった。
 ヘルパンギーナは 11%減の81例で、大阪市東部1.00、泉州0.95、大阪市西部・大阪市南部0.50である。
 RSウイルス感染症は 29%増の54例で、南河内1.19、堺市0.58、大阪市北部0.57であった。

 インフルエンザは36%増の145例で定点あたり報告数は0.48である。大阪市南部1.26、大阪市北部0.85、堺市0.76であった。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第45週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は24,660名であり、前週より13%増加した。
大阪モデルは、11月8日に警戒解除(緑)から警戒信号(黄)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年11月17日更新)