2022年01月21日

2022年 第2週(1月10日~1月16日)

~感染性胃腸炎~
 手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要

【定点把握感染症】
「手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要」
 第2週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,724例であり、前週比23.2%増であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症・手足口病、突発性発しんの順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ7.35、0.32、0.25、0.25、0.24である。
 感染性胃腸炎は前週比30%増の1,447例で、大阪市南部10.58、南河内10.44、泉州9.65、大阪市西部8.40、中河内8.00であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は19%増の64例で、中河内0.90、大阪市南部0.68、南河内0.44である。
 RSウイルス感染症は20%減の49例で、大阪市北部0.93、大阪市東部0.86、大阪市西部0.60であった。
 手足口病は29%増の49例で、三島0.69、中河内0.55、泉州0.45である。
 インフルエンザは5例、定点あたり報告数は0.02と少ない状態が続いている。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第2週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は15,553名であり、前週より459%増加した。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は2021年9月30日に解除された。
現在、大阪モデルは警戒信号(黄)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年1月20日更新)