2022年03月04日

 2022年 第8週(2月21日~2月27日)

~感染症予防の基本~
 咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 減少傾向続く」
 第8週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は592例であり、前週比7.1%減であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、突発性発しん、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.43、0.17、0.16、0.09、0.07である。
 感染性胃腸炎は前週比6%減の478例で、中河内3.75、南河内3.38、大阪市北部3.14、大阪市南部2.58、泉州2.40であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は27%増の33例で、大阪市南部0.58、中河内0.40、大阪市北部0.29である。
 RSウイルス感染症は48%増の31例で、大阪市西部0.90、三島・南河内0.38であった。
 咽頭結膜熱は7%減の14例で、大阪市北部0.36、三島0.19、堺市0.11である。
 第5週以降、小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計が1,000例未満という状況が続いている。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している

【全数把握感染症】
「梅毒」
国内の梅毒の報告数は、2010年より増加傾向にあったが、大阪府における2021年の報告数は、2年連続で1,000例を下回った。
 梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年3月3日更新)