2022年03月25日

 2022年 第11週(3月14日~3月20日)

~感染症予防の基本~
 咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 減少」
 第11週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は568例であり、前週比3.7%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.19、0.24、0.13、0.11、0.10である。
 感染性胃腸炎は前週比8%減の431例で、南河内3.06、中河内3.05、北河内2.58、泉州2.30、三島2.19であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は14%増の25例で、南河内0.31、大阪市南部0.26、三島0.19である。
 咽頭結膜熱は5%増の22例で、大阪市北部0.36、中河内0.25、南河内0.19であった。
 RSウイルス感染症は19%増の19例で、大阪市北部0.43、大阪市西部0.30、三島0.19である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の症例数は微増であるが、昨年の当該週と比べると定点当たり報告数は減少している。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第11週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は28,607名であり、前週より23%減少した。
現在、大阪モデルは警戒信号(赤)である。 新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報
(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト
(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年3月24日更新)