2021年09月03日
2021年 第34週(8月23日~8月29日)
~新しい生活様式の実践~ 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 再び増加」
第34週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,040例であり、前週比17.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、突発性発しん、流行性角結膜炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.42、1.57、0.32、0.31、0.30である。
感染性胃腸炎は前週比11%増の480例で、北河内・中河内3.15、南河内3.06、大阪市南部2.89、三島2.65であった。
RSウイルス感染症は前週比27%増の311例で、大阪市北部3.64、北河内2.65、南河内2.50である。
流行性角結膜炎は前週の3例から4倍増の16例で、泉州0.83、中河内0.60、南河内0.50であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比28%増の60例で、中河内0.60、大阪市北部0.50、南河内0.44である
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第34週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は17,405名であり、報告数は第25週以降増加傾向にある。
7月30日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、大阪府では4回目の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出された(実施期間:8月2日~9月12日)。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(多くは 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年9月2日更新)