2022年03月11日
2022年 第9週(2月28日~3月6日)
~感染症予防の基本~
咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 増加」
第9週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は639例であり、前週比7.9%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.52、0.26、0.13、0.11、0.09である。
感染性胃腸炎は前週比4%増の496例で、中河内3.70、南河内3.63、三島2.94、豊能2.61、大阪市南部2.47であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は55%増の51例で、大阪市南部0.58、中河内0.45、南河内0.44である。
咽頭結膜熱は57%増の22例で、大阪市北部0.71、三島0.19、北河内0.15であった。
RSウイルス感染症は45%減の17例で、大阪市北部0.36、大阪市南部0.16、大阪市東部0.14である。
第4週以降、小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計の減少が続いていたが、第9週は増加がみられた。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第9週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は49,825名であり、前週より15%減少した。
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言は2021年9月30日に解除された。
現在、大阪モデルは警戒信号(赤)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年3月10日更新)