2022年06月17日
2022年 第23週(6月6日~6月12日)
~感染症予防の基本~
手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 増加つづく」
第23週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,644例であり、前週比12.8%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ6.14、0.76、0.49、0.36、0.32である。
感染性胃腸炎は前週比17%増の1,203例で、南河内11.50、中河内7.10、北河内6.64、大阪市北部6.43、三島6.29であった。
咽頭結膜熱は41%増の149例で、大阪市南部1.17、三島・南河内0.94である。
RSウイルス感染症は17%増の97例で、大阪市西部1.20、大阪市北部1.14、豊能0.74であった。
RSウイルス感染症は5週連続で増加している。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は29%減の70例で、中河内0.90、泉州0.70、堺市0.58であった。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第23週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は9,046名であり、前週より14%減少した。
大阪モデルは、5月23日に警戒解除(緑)になった。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年6月12日更新)