2022年11月11日
2022年 第43・44週(10月24日~11月6日)
~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要
【定点把握感染症】
「インフルエンザ 増加」
第43週と第44週をあわせて報告する。
第43週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は984例であり、前週比13.4%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.98、1.28、0.60、0.47、0.28である。
第44週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,009例であり、前週比2.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.15、1.24、0.54、0.46、0.29である。
感染性胃腸炎は前週比9%増の422例で、中河内4.00、大阪市西部2.60、南河内2.31、大阪市南部2.28、三島2.24であった。
手足口病は3%減の244例で、南河内2.69、堺市1.68、豊能1.39である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は9%減の106例で、泉州1.84、中河内1.15、大阪市南部0.61であった。
ヘルパンギーナは2%減の91例で、北河内1.00、南河内0.69、泉州0.68である。
インフルエンザは346%増の107例、定点あたり報告数は0.36であり、堺市0.97、大阪市南部0.67、大阪市西部0.47であった。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第44週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は21,860名であり、前週より27%増加した。
大阪モデルは、11月8日に警戒解除(緑)から警戒信号(黄)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年11月10日更新)