2022年04月22日

 2022年 第15週(4月11日~4月17日)

~感染性胃腸炎~
 手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要

【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 増加」」
 第15週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は 663例であり、前週比 25.3%増であった。
定点当たり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ 2.43、0.28、0.26、0.14、0.10である。
 感染性胃腸炎は前週比 31%増の479例で、南河内5.13、北河内・泉州2.65、中河内・大阪市南部2.50であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は増減なしの52例で、中河内0.75、泉州0.50、堺市0.32である。
 RSウイルス感染症は 460%増の28例で、大阪市西部0.70、南河内0.44、中河内0.40であった。
 咽頭結膜熱は 27%増の19例で、大阪市西部0.40、南河内0.25、大阪市北部・堺市0.21である。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している

【全数把握感染症】
「梅毒」
 国内の梅毒の報告数は、2010年より増加傾向にあったが、大阪府における2021年の報告数は、2年連続で1,000例を下回った。
 梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年4月21日更新)