2020年04月17日

2020年 第15週(4月6日~4月12日)

~感染症予防の基本~ 咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 減少続く」

 第15週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は625例であり、前週比17.3%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、RSウイルス感染症、水痘の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.48、0.83、0.30、0.14、0.13であった。
 感染性胃腸炎は前週比11%減の291例で、中河内2.40、南河内2.31、泉州2.20、三島1.82、大阪市西部1.56である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比29%減の163例で、南河内1.63、中河内1.55、泉州1.30であった。
 RSウイルス感染症は前週比18%減の27例で、大阪市南部・大阪市西部0.33、中河内0.25である。
 水痘は前週比21%減の26例で、北河内0.30、三島0.24、大阪市北部0.21であった。


~新型コロナウイルス感染症~  基本的な予防(手洗いや咳エチケットなど)の徹底を

【全数把握感染症】

「新型コロナウイルス感染症」
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認されて以降、感染が国際的に拡がりを見せている。世界保健機関(WHO)は、2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」、3月11日に「世界的大流行(パンデミック)」を宣言した。
日本では、2月1日に指定・検疫感染症に指定された。
 4月7日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、緊急事態宣言を発出され、大阪府を含む7府県が対象地域に指定された。
感染拡大を防止するため、3密の回避や外出自粛など、行動変容が強く求められている。
 これまでの知見より、 主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(平均 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈する。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、手洗いや咳エチケットの徹底、換気、早期探知、封じ込めが重要である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年4月16日更新)