2022年09月02日
2022年 第34週(8月22日~8月28日)
~手足口病・ヘルパンギーナ~
手洗いの励行と排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「手足口病・ヘルパンギーナ 増加」
第34週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は 1,341例であり、前週比 22.5%増であった。
報告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナ、流行性角結膜炎の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 2.29、1.88、1.57、0.42、0.27である。
RSウイルス感染症は前週比 14%減の452例で、南河内4.13、堺市3.68、泉州3.40、大阪市南部3.06、北河内2.64であった。
感染性胃腸炎は 31%増の370例で、中河内3.10、南河内2.94、堺市2.05である。
手足口病は 103%増の310例で、大阪市北部2.71、大阪市西部2.20、三島1.88であった。
ヘルパンギーナは 95%増の82例で、大阪市北部1.43、大阪市西部0.90、泉州0.80である。
流行性角結膜炎は 367%増の14例で、三島・南河内・泉州・大阪市南部がいずれも0.50であった。
インフルエンザは13%増の9例で、定点あたり報告数は0.03である。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第34週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は110,901名であり、前週より20%減少した。
現在、大阪モデルは警戒信号(赤)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年9月1日更新)