2023年09月08日

2023(令和5)年 第35週
(8月28日~9月3日)

~咽頭結膜熱~
咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
 第35週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,957例であり、前週比14.9%増であった。
定点あたり報告数の第1位は咽頭結膜熱で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎、ヘルパンギーナの順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.22、2.77、2.16、0.69、0.50である。
 咽頭結膜熱は前週比30%増の627例で、堺市4.58、南河内4.13、中河内3.95、泉州3.62、大阪市南部3.61であった。
警報レベル開始基準値である3を超えた。
 感染性胃腸炎は3%増の541例で、南河内4.88、中河内3.74、三島3.31である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は30%増の421例で、南河内3.56、北河内3.36、堺市3.32であった。
 流行性角結膜炎は5%減の36例で、南河内2.25、大阪市西部1.00、豊能・中河内・堺市が0.80である。
 ヘルパンギーナは22%減の97例で、中河内1.16、大阪市北部0.86、北河内0.60であった。

 インフルエンザは59%増の743例で、定点あたり報告数は2.44となり、流行開始の目安である1を超えている。
大阪市西部5.13、北河内3.05、南河内2.88、大阪市東部2.62、豊能2.38である。
 新型コロナウイルス感染症は16%増の4,361例で定点あたり報告数は14.35であった。
堺市18.45、泉州17.59、南河内16.83、北河内15.80、大阪市南部13.74である。
3週連続して、増加している。
年齢別では、第1位は10-19歳で19%を占めている。
60歳以上の割合は20%であった。

~梅毒~
大阪府の梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2021年7,873例、2022年13,226例と増加している

【全数把握感染症】
 全国の梅毒の年間報告数は、2020年5,867例、2021年7,978例、2022年は過去最高の13,226例と増加している。
大阪府においても、2022年は1,823例で現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

梅毒(大阪府感染症情報センター)
梅毒とは(国立感染症研究所)

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年9月7日更新)