2020年 第24週(6月8日~6月14日)
~感染症予防の基本~ 咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 昨年の同時期に比べ、大幅な減少」
第24週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は618例であり、前週比18.4%増であった(2019年 第24週 4,648例、前年比 86.7%減)。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎、手足口病の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.67、0.61、0.48、0.10、0.09であった。
感染性胃腸炎は前週比12%増の327例で、南河内2.81、大阪市西部2.10、大阪市南部2.00、泉州1.80、三島1.65である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は29%増の94例で、泉州0.95、三島0.82、北河内0.69、中河内0.55、南河内0.50であった。
流行性角結膜炎は前週比67%増の5例で、北河内0.33、南河内0.25、大阪市北部0.20、泉州0.17であった。
手足口病は20%増の20例で、大阪市南部0.28、大阪市東部0.20、中河内0.15、大阪市北部0.14であった。
~レジオネラ症~ 2019年の報告数は133例でした。
【全数把握感染症】
「レジオネラ症」
レジオネラ症は、レジオネラ・ニューモフィラ (Legionella pneumophila)を代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症である。
土壌や水環境に、普遍的に存在する菌である。
人工環境(噴水等の水景施設、ビル屋上に立つ冷却塔、ジャグジー、加湿器等)や循環水を利用した風呂から発生したレジオネラ属菌を含むエアロゾルを吸入することで感染する。
病型として肺炎型と一過性で自然に改善するポンティアック熱型がある。
ヒト-ヒト感染はない。
健常者も罹患するが、細胞性免疫機能が低下している、乳幼児、高齢者など、喫煙者、大酒家は重篤化する可能性が高い。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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レジオネラ症とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年6月18日更新)