2022年05月20日
2022年 第19週(5月9日~5月15日)
~感染症予防の基本~
手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 増加」
第19週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,044例であり、前週比37.4%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.86、0.36、0.35、0.32、0.17である。
感染性胃腸炎は前週比40%増の761例で、南河内6.06、中河内5.70、大阪市北部5.43、泉州4.45、大阪市南部3.67であった。
咽頭結膜熱は84%増の68例で、北河内0.73、泉州0.55、大阪市西部0.50である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は58%増の63例で、北河内0.81、中河内0.70、堺市0.58であった。
RSウイルス感染症は17%増の34例で、大阪市西部0.40、大阪市北部0.36、大阪市南部0.28である。
第4週以来、小児科・眼科定点疾患の報告数の総計が1,000例以上となった。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第19週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は21,920名であり、前週より37%増加した。
現在、大阪モデルは警戒信号(黄)である。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年5月19日更新)