2023年04月07日
2023(令和5)年 第13週
(3月27日~4月2日)
~感染症予防の基本~
咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 引き続き増加」
第13週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,227例であり、前週比8.6%減であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ4.01、1.12、0.57、0.18、0.17である。
感染性胃腸炎は前週比16%減の781例で、南河内6.38、泉州5.30、大阪市西部4.90、北河内4.64、堺市4.17であった。
RSウイルス感染症は16%増の219例で、大阪市北部3.21、泉州1.65、大阪市南部1.44である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は12%増の111例で、大阪市北部1.07、北河内1.00、大阪市南部0.83であった。
咽頭結膜熱は17%減の35例で、大阪市西部0.40、三島0.35、大阪市東部0.29である。
インフルエンザは47%減の503例で、定点あたり報告数は1.69であった。南河内3.17、大阪市西部2.33、豊能1.74、堺市1.71、北河内1.65である。
~デング熱~
海外に渡航される方は、蚊に刺されないように、服装に注意し、虫よけ剤を使うなどしましょう
【全数把握感染症】
「デング熱」
デング熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症である。
比較的軽症型のデング熱と、重症型のデング出血熱がある。熱帯・亜熱帯地域、特に東南アジア、南アジア、中南米、カリブ海諸国、アフリカで見られ、全世界で年間約1億人がデング熱を発症する。
海外渡航で感染し国内で発症する例(輸入症例)が増加しつつあり、2014年の夏季には輸入症例により持ち込まれたと考えられるウイルスにより、150例以上の国内流行が発生した。
2022年は、大阪府内で14例の報告があった。
感染すると、3~7日程度の潜伏期間の後、38~40℃の急激な発熱を発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛が出現する。
2~7日で解熱し、解熱とともに発疹が現れることがある。
蚊やダニなどの節足動物によって媒介される感染症について(大阪府感染症情報センター)
デング熱とは(国立感染症研究所)
【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年4月6日更新)