2022年07月29日

 2022年 第29週(7月18日~7月24日)

~感染症予防の基本~
咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 前週に引き続き最高報告数を更新」
 第29週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は2,363例であり、前週比3.7%減であった。
定点あたり報告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、手足口病、咽頭結膜熱、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ7.23、3.21、0.47、0.32、0.32である。
 RSウイルス感染症は前週比11%増の1,417例で、大阪市北部16.93、大阪市西部13.00、大阪市東部8.71、北河内7.84、三島7.59であった。
 感染性胃腸炎は25%減の629例で、南河内5.56、中河内4.45、大阪市北部3.79である。
 手足口病は3%減の92例で、堺市0.84、南河内0.75、大阪市北部0.64であった。
 咽頭結膜熱は15%減の63例で、泉州0.60、中河内0.40、豊能0.39である。
 インフルエンザは39%増の104例で、定点あたり報告数は0.35で、大阪市西部0.87、大阪市南部0.74、泉州0.67であった。

~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)

【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
 第29週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は113,783名であり、前週より73%増加した。
大阪モデルは、7月11日に警戒解除(緑)から警戒(黄信号)になった。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。

新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年7月28日更新)