2022年09月30日
2022年 第38週(9月19日~9月25日)
~感染症予防の基本~
咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 減少」
第38週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,140例であり、前週比22.3%減であった。
定点あたり報告数の第1位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.89、1.73、1.03、0.43、0.33である。
手足口病は前週比15%減の370例で、南河内3.81、大阪市西部2.80、大阪市南部2.56、三島2.41、中河内2.35であった。
感染性胃腸炎は4%減の340例で、中河内4.00、南河内2.19、北河内1.88である。
RSウイルス感染症は52%減の202例で、南河内2.56、堺市2.11、北河内1.12であった。
ヘルパンギーナは22%減の84例で、大阪市北部0.93、大阪市南部0.67、豊能0.61である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は12%増の65例で、大阪市南部0.78、泉州0.68、中河内0.65であった。
インフルエンザは167%増の8例で、定点あたり報告数は0.03である。
~梅毒~
大阪府における2022年の梅毒累計報告数は、現行の集計方法で過去最高となった。
【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
2022年第38週時点で大阪府では1,193例と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を超えた。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。
梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒(大阪健康安全基盤研究所)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年9月29日更新)