2022年11月25日

2022年 第46週(11月14日~11月20日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 今後の動向に注意」
 第46週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,086例であり、前週比8.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.91、0.96、0.43、0.42、0.24である。
 感染性胃腸炎は前週比25%増の571例で、大阪市西部6.00、南河内4.75、豊能3.48、中河内3.20、堺市・泉州2.89であった。
 手足口病は12%減の188例で、南河内2.63、大阪市南部1.28、堺市1.21である。
 ヘルパンギーナは5%増の85例で、大阪市東部1.00、泉州0.95、南河内0.75であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は11%減の83例で、中河内1.50、泉州0.95、大阪市南部0.67である。

 インフルエンザは6%増の154例で、定点あたり報告数は0.51であった。大阪市北部1.95、大阪市西部0.80、泉州0.63である。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している

【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
2022年第46週時点で大阪府では1,531例と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を超えた。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

梅毒(大阪健康安全基盤研究所)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年11月24日更新)