2022年02月25日

 2022年 第7週(2月14日~2月20日)

~感染症予防の基本~
 咳エチケット、手洗いが重要

【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 減少傾向」
 第7週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は637例であり、前週比1.7%減であった。
先週に引き続き1,000例未満で少ない状況である。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.59、0.22、0.13、0.11、0.08であった。
 感染性胃腸炎は前週比2%減の511例で、中河内4.00、南河内3.44、大阪市南部3.37、泉州3.00、北河内2.88である。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は26%減の26例で、泉州0.55、中河内0.25、大阪市南部0.16であった。
 RSウイルス感染症は17%増の21例で、大阪市北部0.57、南河内0.31、大阪市南部0.16である。
 咽頭結膜熱は42%減の15例で、大阪市北部0.43、大阪市西部0.30、泉州0.10であった。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している

【全数把握感染症】
「梅毒」
国内の梅毒の報告数は、2010年より増加傾向にあったが、大阪府における2021年の報告数は、2年連続で1,000例を下回った。
 梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待でき
る。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
梅毒とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年2月24日更新)