2022年12月09日
2022年 第48週(11月28日~12月4日)
~感染性胃腸炎~
手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 増加」
第48週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,115例であり、前週比4.5%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.32、0.84、0.41、0.35、0.27である。
感染性胃腸炎は前週比11%増の651例で、大阪市西部8.50、南河内4.75、中河内4.60、豊能3.96、大阪市南部3.39であった。
手足口病は4%減の164例で、堺市1.47、大阪市南部1.28、北河内1.20である。
ヘルパンギーナは13%増の81例で、大阪市東部1.33、北河内0.76、大阪市西部0.70であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は22%減の69例で、中河内0.90、大阪市南部0.89、泉州0.47である。
インフルエンザは25%減の111例で、定点あたり報告数は0.37であった。大阪市北部0.85、泉州0.63、北河内0.60である。
~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、 全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している
【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
2022年第48週時点で大阪府では1,640例と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を超えている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。
梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年12月8日更新)