2022年04月01日

 2022年 第12週(3月21日~3月27日)

~新しい生活様式の実践~
 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要

【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 大きく減少」
 第12週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は460例であり、前週比19.0%減であった。
 定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.74、0.23、0.15、0.08、0.06である。
 感染性胃腸炎は前週比21%減の341例で、大阪市南部2.61、南河内2.44、中河内2.40、北河内2.12、豊能1.70であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は16%増の29例で、中河内0.45、堺市0.32、南河内0.25である。
 流行性角結膜炎は100%増の4例で、大阪市西部0.50、三島0.50、泉州0.17であった。
 咽頭結膜熱は45%減の12例で、南河内0.25、中河内0.20、三島0.06である。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は昨年同時期より多く、全国でも2020年5,784例、2021年7,873例と増加している

【全数把握感染症】
「梅毒」
国内の梅毒の報告数は、2010年より増加傾向にあったが、大阪府における2020年の報告数は、3年ぶりに、1,000例を下回った。
 梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年3月31日更新)