2022年12月16日
2022年 第49週(12月5日~12月11日)
~感染性胃腸炎~
手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 さらに増加」
第49週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,208例であり、前週比8.3%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.69、0.92、0.42、0.41、0.26である。
感染性胃腸炎は前週比11%増の724例で、大阪市西部7.90、南河内4.94、豊能4.61、中河内4.20、大阪市南部3.67であった。
手足口病は10%増の181例で、南河内2.44、北河内1.76、中河内1.10である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は19%増の82例で、中河内1.05、大阪市南部0.78、泉州0.68であった。
ヘルパンギーナは1%減の80例で、北河内0.84、泉州0.58、大阪市南部0.50である。
インフルエンザは75%増の194例で、定点あたり報告数は0.65であった。
大阪市北部1.80、堺市1.38の2ブロックで流行開始の目安である1を超えている。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第49週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は46,032名であり、前週より26%増加した。
大阪モデルは、11月8日に警戒解除(緑)から警戒信号(黄)に移行した。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・エアロゾル・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1〜14日であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
新型コロナウイルス(COVID-19)関連情報(国立感染症研究所)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について(大阪健康安全基盤研究所)
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新型コロナウイルス感染症関連特設サイト(大阪府)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年12月15日更新)