2020年03月27日
2020年 第12週(3月16日~3月22日)
~感染症予防の基本~ 咳エチケット、手洗いが重要
【定点把握感染症】
「小児科・眼科定点疾患の報告数 更に減少」
第12週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は前週比26.7%減の827例であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、咽頭結膜熱、RSウイルス感染症の順で、定点あたり報告数はそれぞれ1.82、1.20、0.26、0.24、0.22である。
感染性胃腸炎は前週比28%減の358例で、南河内3.00、中河内2.95、泉州2.20、大阪市西部1.89、大阪市南部1.83 であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は36%減の236例で、泉州2.25、南河内1.81、大阪市南部1.44である。
咽頭結膜熱は9%減の48例で、大阪市南部0.61、中河内0.45、堺市0.37であった。
RSウイルス感染症は4%減の44例で、大阪市南部0.44、泉州0.40、南河内0.31である。
インフルエンザは60%減の306例で、定点あたり報告数は1.02であった。大阪市西部3.50、北河内1.31、南河内1.29であった。
~新型コロナウイルス感染症~ 基本的な予防(手洗いや咳エチケットなど)の徹底を
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認されて以降、感染が国際的に拡がりを見せている。
世界保健機関(WHO)は、2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」、3月11日に「世界的大流行(パンデミック)」を宣言した。
日本では、2月1日に指定・検疫感染症に指定された。
これまでの知見より、 主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(平均 5.6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈する。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、手洗いや咳エチケットの徹底、換気、早期探知、封じ込めが重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年3月26日更新)