2021年08月06日
2021年 第30週(7月26日~8月1日)
~新しい生活様式の実践~ 手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 減少傾向続く」
第30週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は、前週比0.4%減の1,379例であった。
定点あたり報告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、感染性胃腸炎、咽頭結膜熱、突発性発しん、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の順で上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.99、2.66、0.38、0.36、0.26である。
RSウイルス感染症は前週比16%減の590例で、南河内7.50、大阪市東部3.47、北河内3.42、中河内3.40、大阪市北部3.29であった。
感染性胃腸炎は24%増の525例で、南河内4.25、中河内3.60、北河内3.46である。
咽頭結膜熱は25%増の74例で、大阪市西部1.00、中河内0.60、大阪市南部・南河内0.50であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は32%減の52例で、大阪市西部0.60、大阪市南部0.56、南河内0.44である。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を
(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第30週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は5,657名であり、報告数は第25週以降増加傾向にある。
7月30日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、大阪府では4回目の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出された(実施期間:8月2日~8月31日)。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(多くは 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
>>詳細はこちら
【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年8月5日更新)