2022年09月16日

2022年 第36週(9月5日~9月11日)

~手足口病・ヘルパンギーナ~
手洗いの励行と排泄物の適切な処理が重要

【定点把握感染症】
「手足口病・ヘルパンギーナ 増加継続」
 第36週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,653例であり、前週比16.0%増であった。
定点あたり報告数の第1位はRSウイルス感染症で以下、手足口病、感染性胃腸炎、ヘルパンギーナ、突発性発しんの順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.43、2.31、2.22、0.60、0.30である。
 RSウイルス感染症は前週比14%増の477例で、南河内6.94、堺市5.37、泉州2.84、北河内2.80、大阪市西部2.10であった。
 手足口病は27%増の453例で、大阪市南部3.44、三島3.41、南河内3.13である。
 感染性胃腸炎は4%増の435例で、南河内3.81、中河内3.25、大阪市南部2.83であった。
 ヘルパンギーナは27%増の117例で、大阪市北部0.93、泉州0.89、三島0.82である。

 インフルエンザは50%増の6例で、定点あたり報告数は0.02であった。

~梅毒~
大阪府における梅毒累計報告数は、年間報告数が過去最高であった2018年の同時期より多くなっている。

【全数把握感染症】
「梅毒」
 全国の梅毒の報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
大阪府では2022年第36週時点で1,130例と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例に迫る報告数となっている。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒

梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和4年9月15日更新)