2023年01月20日

2023(令和5)年 第2週
(1月9日~1月15日)

~インフルエンザ~
咳エチケット、手洗い、マスクの着用、ワクチン接種が重要

【定点把握感染症】
「インフルエンザ 注意報レベルを超えた」
 第2週の小児科・眼科定点疾患の報告数の総計は1,113例であり、前週比54.6%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、RSウイルス感染症、水痘の順で、定点あたり報告数はそれぞれ4.72、0.26、0.21、0.15、0.11である。
 感染性胃腸炎は前週比65%増の916例で、南河内7.06、大阪市北部6.29、大阪市西部6.20、三島5.53、大阪市南部5.00であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は59%増の51例で、大阪市南部0.67、泉州0.42、南河内0.38である。
 RSウイルス感染症は36%増の30例で、北河内0.84、南河内0.19、大阪市西部0.10であった。
 水痘は増減なしの21例で、大阪市北部0.21、大阪市西部0.20、北河内・泉州0.16である。

 インフルエンザは61%増の3,641例で、定点あたり報告数は12.22となり、注意報レベルである 10を超えた。
ブロック別では、大阪市北部20.35、南河内19.21、泉州17.31、大阪市西部14.80、北河内13.10である。

~梅毒~
大阪府および全国における梅毒年間報告数は、2022年著しく増加した

【全数把握感染症】
「梅毒」
全国の梅毒の報告数は、2020年5,784例、2021年は過去最高の7,873例と増加している。
2022年は大阪府では1,812例(2023年1月17日時点)と、現行の集計方法で過去最高の年間報告数であった2018年の1,188 例を大きく超えた。
梅毒は、性行為・オーラルセックスにより、生殖器、口、肛門の皮膚や粘膜の微細な傷口から菌が体内に侵入し感染する。
また、妊娠時に胎児が胎盤を介して感染し、「先天梅毒」になることがある。
梅毒は、適切な抗菌薬の投与で治癒が期待できる。

梅毒(大阪府感染症情報センター)
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梅毒とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和5年1月19日更新)