2021年09月24日
2021年 第37週(9月13日~9月19日)
~新しい生活様式の実践~
手洗い、マスク着用、身体的距離の確保、密閉・密集・密接の回避が重要
【定点把握感染症】
「手足口病/ヘルパンギーナ増加」
第37週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は907例であり、前週比5.1%減であった。
報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しんの順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ2.24、0.55、0.44、0.36、0.35である。
感染性胃腸炎は前週比13%減の444例で、南河内3.63、中河内3.30、北河内2.96、大阪市南部2.56、堺市2.47であった。
RSウイルス感染症は21%減の108例で、南河内1.31、大阪市北部1.29、北河内1.23である。
手足口病は40%増の87例で、北河内1.23、大阪市北部1.14、堺市0.53であった。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は1%増の71例で、中河内1.20、大阪市南部0.39、大阪市北部0.36である。
また第6位であるがヘルパンギーナは40%増の56例(定点あたり報告数0.28)で、大阪市北部1.43、大阪市西部0.50、中河内0.45となっている。
~新型コロナウイルス感染症~
基本的な予防の徹底を(マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避)
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」
第37週の新型コロナウイルス感染症の週あたり新規陽性者報告数は5,280名であり、前週より46%減少した。
7月30日に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、大阪府では4回目の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出された(実施期間:8月2日~9月30日)。
新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(多くは 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の肺炎症状が現れる。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
感染拡大を防ぐには、ワクチン接種、マスク着用、身体的距離の確保、手洗いの徹底、密閉・密集・密接の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、隔離、接触者調査が重要である。
感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
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新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
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【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和3年9月23日更新)