2019年08月23日

令和元年第32・33週(8月5日~8月18日)

【定点把握感染症】
「RSウイルス感染症 今後も注意」
 第32週、第33週のデータを合わせて報告するが、第33週は医療機関の実務日数が少なく、全体の報告症例数が通常の約1/3程度であった。
第32週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は2,306例であり、前週比15.7%減である。
報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナの順で、定点あたり報告数はそれぞれ3.39、2.07、1.48、1.40、1.25であった。
前週比で感染性胃腸炎は4%減、手足口病は40%減、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は5%増、RSウイルス感染症は23%増、ヘルパンギーナは26%減である。
第33週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は1,185 例で、前週比48.6%減であった。
報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、RSウイルス感染症、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナの順で、それぞれの定点あたり報告数は1.67、1.05、0.98、0.64、0.58である。
前週比で感染性胃腸炎は前週比51%減、RSウイルス感染症は25%減、手足口病は53%減、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は57%減、ヘルパンギーナは53%減であった。今後もRSウイルス感染症の動向に注意が必要である。

【全数把握感染症】
「腸管出血性大腸菌感染症」
  腸管出血性大腸菌感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する大腸菌で、代表的なものはO(オー)157、O26、O111がある。
汚染飲食物を介する経口感染がほとんどで、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を起こす場合がある。
3-5日の潜伏期をおいて、激しい腹痛を伴う頻回の水様便の後に、血便となる(出血性大腸炎)。
発熱は軽度で、多くは37℃台である。有症者の6-7%では、発症数日後から2週間以内に、重症の溶血性尿毒症症候群を発症する。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和元年8月22日更新)