2020年 第43週(10月19日~10月25日)

~感染予防の基本~ 手洗い、咳エチケットが重要
【定点把握感染症】
「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 増加」

 第43週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は750例であり、前週比4.7%増であった。
昨年同週比57.0%減(2019年 第43週1,744例)と少ない状況である。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、突発性発しん、咽頭結膜熱の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 1.89、0.58、0.49、0.44、0.19である。
 感染性胃腸炎は前週比5%増の371例で、泉州2.90、大阪市南部2.88、南河内2.50、中河内2.40、北河内2.12であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は前週比15%増の114例で、大阪市南部1.00、中河内0.85、北河内0.81である。
 ヘルパンギーナは前週比3%増の97例で、大阪市南部1.12、南河内1.06、堺市0.79であった。
 咽頭結膜熱は前週比12%増の38例で、大阪市南部0.53、大阪市東部0.33、大阪市北部0.29である。

 インフルエンザは1例減の1例であり、昨年同週比98.7%減(2019年 第43週 77例)と少ない状況である。

~破傷風~ 大阪府では、年間10名未満の報告があります
【全数把握感染症】
「破傷風」

 破傷風は、破傷風菌(Clostridium tetani )が産生する毒素のひとつである破傷風毒素により強直性痙攣をひき起こす感染症である。
破傷風菌は芽胞の形で土壌中に広く常在し、創傷部位から体内に侵入する。
侵入した芽胞は感染部位で発芽・増殖して破傷風毒素を産生する。
破傷風の特徴的な症状である強直性痙攣は、破傷風毒素が主な原因であり、潜伏期間(3 ~21 日)の後に局所(痙笑、開口障害、嚥下困難など)から始まり、全身(呼吸困難や後弓反張など)に 移行し、重篤な患者では呼吸筋の麻痺により窒息死することがある。
発病初期に、抗破傷風人免疫グロブリンの投与が効果的である。
破傷風の予防には、ワクチン接種が有効である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
破傷風とは(国立感染症研究所)
>>詳細はこちら


【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年10月29日更新)