2020年 第26週(6月22日~6月28日)

~感染性胃腸炎~ 手洗いの励行、排泄物の適切な処理が重要
【定点把握感染症】
「感染性胃腸炎 4週連続して増加」

 第26週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は703例であり、前週比8.3%増であった。
定点あたり報告数の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、突発性発しん、流行性角結膜炎、咽頭結膜熱、手足口病の順で、定点あたり報告数はそれぞれ2.08、0.60、0.53、0.08、0.08、0.08である。

 感染性胃腸炎は前週比8%増の407例で、南河内3.31、中河内2.80、大阪市西部2.70、泉州2.60、大阪市南部2.44であった。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は41%増の117例で、中河内1.40、泉州1.05、大阪市東部0.93である。
 流行性角結膜炎は4例で、大阪市東部0.33、堺市0.20、北河内0.17であった。
 咽頭結膜熱は36%増の15例で、中河内0.20、泉州0.15、大阪市北部0.14であった。
 手足口病は42%減の15例で、北河内0.15、大阪市北部0.14、南河内0.13である。

 小児科定点疾患・眼科定点疾患の報告数の総計は、昨年同時期と比べて83.0%減(2019年 第26週 4,131例)と少ない状況であるが、第20週以降漸増を続けているので、今後の発生動向に注意が必要と思われる。

~新型コロナウイルス感染症~  基本的な予防(手洗いや咳エチケットなど)の徹底を
【全数把握感染症】
「新型コロナウイルス感染症」

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、 2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において確認されて以降、感染が国際的に拡がりを見せている。
世界保健機関(WHO)は、2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」、3月11日に「世界的大流行(パンデミック)」を宣言した。
日本では、2月1日に指定・検疫感染症に指定された。
 4月7日、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、緊急事態宣言が発出され、大阪府は感染拡大警戒地域に指定されたが、5月21日に解除された。
自粛要請・解除などの対策を段階的に実施する大阪モデルをふまえ、6月1日以降は、全ての施設の休止要請が解除された。
 これまでの知見より、 主な感染経路は飛沫・接触感染である。
臨床的な特徴として、潜伏期間は1~14日(通常 5~6日)であり、その後、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等の感冒様症状が1週間前後持続することが多い。
一部のものは、呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈する。
発病者の多くは軽症であるが、高齢者や基礎疾患等を有する者は重症化する可能性がある。
 感染拡大を防ぐには、手洗い、咳エチケット、3密(密閉、密集、密接)の回避など「新しい生活様式」の実践、感染者の早期探知、封じ込めが重要である。

感染症疫学センターはこちらへ(外部リンク)
>>詳細はこちら
新型コロナウイルスに関するQ&A(厚生労働省)
>>詳細はこちら


【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和2年7月2日更新)