2019年06月14日

令和元年第23週(6月3日~6月9日)

【定点把握感染症】
「手足口病、警報レベル超える」
第23週の小児科定点疾患、眼科定点疾患の報告数の総計は4,098例であり、前週比14.3%増であった。
定点あたり報告数の第 1 位は手足口病で以下、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑の順で、上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ 7.09、6.34、3.32、1.33、0.86 である。
手足口病は前週比50%増の1,397例で、南河内17.38、泉州10.20、大阪市北部9.31、大阪市南部7.06、堺市7.05であった。
府内全ブロックで増加しており大阪市南部、北河内、大阪市西部が新たに警報レベル開始基準値5を超える。
コクサッキーウイルスA6が優位に検出された。
感染性胃腸炎は7%減の1,249例で、南河内9.88、豊能8.68、大阪市北部8.23、北河内6.82、大阪市南部6.56である。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は 2%減の653例で、南河内5.94、中河内5.10、大阪市南部4.61、堺市4.53であった。
ヘルパンギーナは 87%増の262例で、大阪市北部3.00、泉州2.45、堺市1.90である。
伝染性紅斑は 32%増の170例で、北河内1.37、泉州1.30、堺市1.05であった。

【全数把握感染症】
「アメーバ赤痢」
アメーバ赤痢は、原虫である赤痢アメ-バ(Entamoeba histolytica)を病原体とする感染症である。
世界で、約5億人が感染し、毎年約4-7万人が死亡している。
発展途上国への渡航者によくみられる感染症だが、国内では男性同性愛者間での感染が多い。
感染経路として、汚染された飲食物による経口感染や性的接触による感染がある。
大腸粘膜面に潰瘍性病変を形成し、粘血便を主体とする赤痢アメ-バ性大腸炎を発症させる。
大腸炎症例 のうち5%ほどが腸管外病変を形成し、大部分は肝膿瘍である。

【大阪府感染症情報センターより参照】
(令和元年6月13日更新)